数III 微分

凹凸と変曲点

第2次導関数 f′′(x)f''(x) の符号でグラフの凹凸が決まり、その符号が変わる点が変曲点です。

f′′(x)>0⇒下に凸,f′′(x)<0⇒上に凸\begin{gathered} f''(x)>0 \Rightarrow \text{下に凸}, \\[4pt] f''(x)<0 \Rightarrow \text{上に凸} \end{gathered}

f′′(x)>0f''(x)>0 の区間ではグラフは下に凸、f′′(x)<0f''(x)<0 の区間では上に凸です。f′′(x)f''(x) は傾き f′(x)f'(x) の増え方を表すので、傾きが増えていく区間が下に凸になります。

凹凸が入れ替わる点が変曲点です。f′′(x)=0f''(x)=0 となる xx を求め、その前後で f′′(x)f''(x) の符号が変わるかを確かめます。

f′′(x)=6x−24⇒ x<4 で上に凸, x>4 で下に凸\begin{gathered} f''(x)=6x-24 \\[4pt] \Rightarrow\ x<4\text{ で上に凸},\ x>4\text{ で下に凸} \end{gathered}

この例では x=4x=4 の前後で符号が変わるので、x=4x=4 で変曲点になります。

例題

  1. 01x=4x=4 は変曲点?f′′(x)=6x−24\displaystyle f''(x)=6x-24答え閉じる
    答え変曲点である(前後で符号が変わる)\displaystyle 変曲点である(前後で符号が変わる)
  2. 02この第2次導関数をもつ関数の変曲点の x座標は?f′′(x)=6x+6\displaystyle f''(x)=6x+6答え閉じる
    答え−1\displaystyle -1
  3. 03f''(x) が正になる x の範囲は?f′′(x)=−6x+30\displaystyle f''(x)=-6x+30答え閉じる
    答えx<5\displaystyle x<5
  4. 04グラフが常に下に凸なのはどれ?\displaystyle 答え閉じる
    答えy=5x2\displaystyle y=5x^2
  5. 05関数 f(x) の第2次導関数がこの式のとき、グラフが下に凸となる x の範囲は?f′′(x)=6x−6\displaystyle f''(x)=6x-6答え閉じる
    答えx>1\displaystyle x>1
  6. 06この第2次導関数をもつ関数の変曲点の x座標は?f′′(x)=6x+36\displaystyle f''(x)=6x+36答え閉じる
    答え−6\displaystyle -6

よくある質問

Q1f′′(x)=0f''(x)=0 の点は必ず変曲点?答えを見る閉じる
A
そうとは限りません。f′′(x)=3x2f''(x)=3x^2 なら f′′(0)=0f''(0)=0 ですが、x=0x=0 の前後でどちらも f′′(x)>0f''(x)>0 なので凹凸は変わらず、変曲点ではありません。前後の符号まで確かめます。
Q2「下に凸」と「上に凸」はどう見分ける?答えを見る閉じる
A
下に凸は y=x2y=x^2 のように谷の形に曲がる向き、上に凸は y=−x2y=-x^2 のように山の形に曲がる向きです。f′′(x)>0f''(x)>0 が下に凸に対応します。

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前提
準備中二階微分準備中グラフの概形
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公開 2026-10-13 · 最終更新 2026-10-13