x=a の近くでは、曲線 y=f(x) は点 (a, f(a)) での接線とほぼ重なります。接線の式で値を見積もるのが一次近似です。
f(a+h)≈f(a)+f′(a)h
たとえば f(x)=x、a=4、h=0.1 なら f′(4)=41 なので 4.1≈2+41⋅0.1=2.025 です(真の値は 2.0248⋯)。x で書くと f(x)≈f(a)+f′(a)(x−a) で、これは接線の式そのものです。
例題
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01増加量 f(4+h) − f(4) を近似すると?f(x)=x3,x=4答え閉じる
答え48h
解き方
- 増える量は 傾き × h
- f′(x)=3x2f′(4)=48
- だから
- f(4+h)−f(4)≈48h
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02一次近似の式 f(3)+f'(3)h に h=0.1 を入れると?f(3)=9,f′(3)=6答え閉じる
答え9.6
解き方
- f(3) は出発点の高さ、f'(3)×0.1 は接線で上がるぶん
- 9+6×0.1=9.6
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03この点における一次近似の式は?f(x)=x,x=1答え閉じる
答え1+21(x−1)
解き方
- 接点での値
- 1=1
- そこでの傾き
- 211=21
- 接線の式にそのまま入れる
- y=1+21(x−1)
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04□ に入るのは?f(a+h)≈f(a)+□答え閉じる
答えf′(a)h
解き方
- 接線の上では、上がる量は 傾き × 進んだ量
- f(a+h)≈f(a)+f′(a)h
- h を落とすと、いくら進んでも同じだけ上がることになる
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05一次近似の式 f(5)+f'(5)h に h=0.1 を入れると?f(5)=25,f′(5)=10答え閉じる
答え26.0
解き方
- f(5) は出発点の高さ、f'(5)×0.1 は接線で上がるぶん
- 25+10×0.1=26.0
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06h を大きくすると、この近似の誤差は?f(x)=x2,f(a+h)≈f(a)+f′(a)h答え閉じる
答え大きくなる
解き方
- f(x)=x² なら、誤差はそのまま計算できる
- (a+h)2−(a2+2ah)=h2
- h が大きいほど h² も大きい
よくある質問
Q1どのくらい正確?答え閉じる
Ah が小さいほど誤差は小さくなり、
h を大きくすると誤差は大きくなります。たとえば
f(x)=x2 では
f(a+h)−{f(a)+f′(a)h}=h2 なので、誤差は
h2 です。
Q2増加量 f(a+h)−f(a) だけを近似するには?答え閉じる
Af(a) を移項して
f(a+h)−f(a)≈f′(a)h です。
f(x)=x3、
a=4 なら
f′(4)=48 なので
48h になります。